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歯科人財<採用・育成・定着>戦略支援ブログ

歯科人財<採用・育成・定着>戦略に関するブログをQ&A形式でお伝えしていきます。

このページは【定着編】です。

勤続5年以上のスタッフなんていないのは当然。
他の医院も同じでしょう?

確かに、最近は、特に少なくなってきているようです。

確かに1つの医院で勤続5年以上のスタッフがいることは最近特に少なくなってきているようです。

以前のお伺いしたことのある医院では、開業して20年以上経過しているが、3年以上勤務したスタッフがいないということでした。(当医院はその地域では有名な医院で、この医院出身のスタッフが優秀だと評判でした・・・)

かたや、新卒で入って18年、25年と勤務しているスタッフ(衛生士)も、弊社のクライアント医院にはいらっしゃいます。もちろん5年単位でみれば、結構な数いらっしゃいます。

大切なことは、「スタッフが5年以上務めることがない」医院と「スタッフが当たり前のように5年以上勤務している医院」の違いは何か?という視点です。

あるいは自院で5年以上勤務してくれているスタッフが、なぜウチで長く勤めてくれているのかという理由を探るということも重要なポイントでしょう。

弊社の歯科人財<採用・育成・定着>戦略支援サービスでは、色々な医院で勤続5年以上のスタッフの理由を分析、解析して、スタッフが定着しやすい環境、しくみ創りに役立てています。

 

辞められたら、補充すればよいのでは?

このような発想をする先生方は多いようですが…。

このような発想をする先生方は多いようですね。

そして、このような先生方は、「補充」することにいつも追われているか、なかなか「補充」できずにとりあえず採用してすぐに辞められて、また「補充」しなけれなならない状況に陥っているケースが多いようです。

すでにお気づきかと思いますが、「補充」するという発想、視点を持っている時点で、人財に関する悩みはなくならないでしょう。

一般の経営ではよく言われますが、人財は「投資」です。計画的に「投資」すべきなのです。

辞めたら(足りなくなったから)、「補充」するというのでは、経営者としては失格です。

スタッフの退職予定等の状況を踏まえつつ、計画的な採用活動を展開していくことが経営者の役割なのです。

もちろん突然(予定外)の退職も起こり得ますから、その場合でも慌てることのないように計画的な採用、人財の育成を行なっていくことが重要です。

決して余分な人財を確保するというのではなく、人財不足による機会損失を出来る限り回避するという経営のリスク管理の観点から、とても重要なポイントです。

つまり当ブログでもお伝えしてきた人財の<採用・育成・定着>という一気通貫の仕組み、環境整備が求められるということなのです。

 

長く勤めてもらいたいとは思うけど、どうすればいい?
(無理な話じゃない?)

「長く勤めてもらいたい」という経営者の想いが重要です。

まずは「長く勤めてもらいたい」という経営者の想いが重要です。

そのためにスタッフが働き続けたい環境や仕組みを整備することが経営者の役割です。

もちろんそれぞれのスタッフの人生がありますから、同じように自院で働き続けてくれるとは限りません。でもその想いで経営者が出来る限りの対策を実践することでしか、長く勤めてもらうことはできないのです。

以前にもお伝えしましたが、勤続5年以上のスタッフが語る様々な要因の中の共通のポイントが、「院長との会話」つまり「院内コミュニケーション」なのです。

あまりにもシンプル、簡単すぎてびっくりしている先生方も多いかもしれませんが、そこにポイントがあるのです。

「先生が厳しいから」「働き甲斐がないから」「先輩スタッフと会わないから」…

様々な辞める理由はありますが、どんな環境でも先生が厳しくても、「院長との会話」があり、「院内コミュニケーション」があれば、ある程度は我慢してでも長く勤めることにつながるのです。

だから育成編でもお伝えしましたが、まずが「スタッフとの会話(日常会話や面談など)」を意識して(継続して)実践してみることから始めましょう。

その上で「院内コミュニケーション活性化」の対策を1つ1つ実践していきましょう。

具体的な「院内コミュニケーション」対策の実例などは、オンラインLiveセミナーでもお伝えします。

 

ウチのスタッフは仲もいいし、自分(院長)とも仲良くできているから大丈夫でしょう?

「仲がいいこと」と「コミュニケーションがあること」とは、
 同じではありません。

上記でもお伝えしたように「院長との会話」や「院内コミュニケーション」が、スタッフが長く勤める上で重要な要因であることは間違いありません。

ただし、「仲がいいこと」と「コミュニケーションがあること」とは、同じではありません。特に院長が仲がいいと感じているのは、表面的なことであって、実はスタッフには不平、不満が積み重なっていたということに何度も私は直面してきました。

弊社が関与した場合に、すべてではありませんが、スタッフとの個別面談を実施する場合があります。その中で、聞けばもちろん、聞かなくても院長や医院に対する不平、不満が流れ出てくることがあります。

でも長く勤めているスタッフでも聞けば、不平や不満を言うことは当然あります。

だからこそ、そのような不平や不満を積み重ねないように、日頃からの会話、コミュニケーションが重要になるのです。仲がいいという雰囲気にながされて、言いたいこと(ちょっとした不満)が言えなかったり、仲がいいというよりはなぁなぁになっていて、問題把握や解決のための取り組みが出来ていない場合も、スタッフが突然辞めてしまう理由になっているようです。(「先生は何もしてくれなかった・・・」なんて言われて、辞めていきます)

仲がいいことは素晴らしいことですが、医院組織として「会話」や「コミュニケーション」の機会を意識的に(計画的に)仕組みにしていくことが必要になります。

仲がいいと思っていても、たった1つこと(一つの発言)で、180度変わってしまう例も何度も直面してきましたので、今の状況が続くことがないという前提でいることが経営者には不可欠だと思います。

 

定着させるためには、スタッフの言うことを聞いてやればいいんでしょう?

このような想いや考えをもっている方は、ご相談も来ないですし…

この質問(意見)も実際に何度か聞いたことがあります。

とても我慢強い先生なのでしょうか?

あるいは最近開業した先生方の中には。このように考えている先生方も多いようです。

上記(Q4)にもあった「仲がいい」ためには「スタッフの言うことを聞いていればいい」と考えているのでしょう。

外から見るかぎり、スタッフとの仲もいいし、先生は優しいというスタッフの声もあるので、良い感じの医院なんですが、医院改善は進まず、先生自身が取り組みしようと思っても何も言う事を聞いてくれず、ちょっと勇気を出して言っても反発される、さらには「辞めます」と言われてしまったので、すぐに撤回したり・・・。

ここまで典型的な事例はないかもしれませんが、少しでも心当たりのある先生方は要注意です!

つまり、スタッフの言うことに耳を傾けることは重要ですが、スタッフの言いなりになるのとは違います。

「そんなの当たり前でしょう!」というお怒りの声が聞こえてきそうですが、先生が言いたいこと(やりたいこと)が実現できず、スタッフに言えない(ウチのスタッフでは無理)と言っている先生方が、スタッフの言うことをまったく無視してやりたいことだけをやっている状況になってしまったケースも直面したことがあります。

その場合、スタッフ面談すると

「昔は先生優しかったのに・・・」

「前は良く話を聞いてくれたのに・・・」

という声が多いんですね。つまりスタッフの言いなりだったわけです。

実際には、スタッフとの関係性やスタッフの経験値などによって、個々に対応していくことも必要な場面はあるでしょうが、経営者として、心がけて欲しいのは、スタッフの言いなりになることが、スタッフの定着には結びつかないということです。

だから日頃からの「会話」や「コミュニケーション」を意識して実践し、働き続けたいと思っているもらえるような仕組みや環境を整備するという先生の経営者としての戦略が必要なのです。

もちろんオンラインLiveセミナーではその「戦略」の概要を余すことなくお伝えしていきます。

 

歯科経営改善クラブ【MIC】

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